アートで街の再発見を。長さ50mを超える巨大な壁画には、地域の魅力が映し出されていた。
真剣な表情で筆を動かすアーティストたち。彼らが向き合っているのはキャンバスではなく、駅の壁だ。駅のホームや構内いっぱいに描かれた壁画は、それぞれ全長50mを超える巨大なものである。
これは西武鉄道とNOMAL ART COMPANYが共同で手掛けるプロジェクト「SEIBU BLUE ART STATION」。西武鉄道の3つの駅、新桜台駅、武蔵藤沢駅、航空公園駅で計6組のアーティストが、「はじまりはBLUEから」をコンセプトにした巨大壁画を描いた。
19日に行われた完成お披露目会では、各駅の壁画を担当したアーティストが、サイン入れを行った。アーティストらは壁画の制作にあたり、担当する駅の周辺を実際に歩き回り、自身が感じたことや地域の特色を作品の中に取り入れたという。また、オープンな環境で制作したことで、駅の利用者との交流も生まれたそうだ。