将棋の第38期竜王戦1組ランキング戦が12月23日に行われ、1回戦で郷田真隆九段(53)が森内俊之九段(54)に108手で勝利。2回戦進出を決めるとともに、現・将棋会館の最終対局を白星で締めた。
タイトル戦でも激突経験のある注目の同学年対決は、郷田九段が制した。本局は振り駒で森内九段の先手となると、相掛かりの出だしに。郷田九段が中盤からペースを握ると、中段から押さえ込みにかかりリードを拡大。森内九段も必死に反撃の道を模索したが、郷田九段が正確に押し切って勝利し、1組ランキング戦2回戦への進出を決めた。次戦では木村一基九段―山崎隆之八段の勝者と対戦する。