ロシアの国営ガス会社「ガスプロム」は、ウクライナを経由したヨーロッパ向けの天然ガスパイプラインを停止しました。ガスプロムは1日、ウクライナを通過するヨーロッパへのロシア産天然ガスの供給が停止したと発表しました。
2019年に結んだ5年間の契約が期限切れとなり、ウクライナ側が契約更新を拒否したためです。ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は「我々はロシアのガスの輸送を止めた。これは歴史的な出来事だ。ロシアは市場を失い、経済的損失を被るだろう」と述べました。
ロイター通信によりますと、供給停止によりロシアは約50億ドル(=日本円で約7800億円)の販売収入を失うということです。ウクライナも年間約8億ドル(=約1250億円)の通過料を失うことになります。
ロシアメディアによりますと、2024年にはヨーロッパの総消費量の4.5%の天然ガスがこのパイプラインを通じて輸送されたということです。ロシアは今後、トルコ経由でヨーロッパへのガス輸出を続けることになります。(ANNニュース)
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