トンレサップ湖で暮らすチャム族の人々は、古くから漁によって生計を立ててきた。漁業を中心とした生活は、現在も続いている。しかし、トンレサップ湖が豊かな漁場だったのは、過去の話。プジョルジョDが漁に同行し、水質をチェックすると、水深2メートルでも視界が悪く、魚の姿は見当たらなかった。1回の漁で約100キロの魚が獲れるそうだが、それでも売上は20ドル(約3000円)ほどにしかならず、大半がガソリン代で消えてしまうという。
その後もプジョルジョDは、厳しい現実を目の当たりにする。「1回で約100キロ獲れる」と聞いていたものの、別の船の網にかかっていた魚は、わずか5キロほど。「この量で生きていける?」との質問に、12人の子どもを持つ大家族の男性は「家族総出でもギリギリ。でもまだ飢え死にはしていない」と答えた。
水質汚染が魚に与える影響はどれほど深刻なのか。船の運転手に話を聞くと「最悪の状況です。彼らは何も対策ができていない。10年以内に魚がいなくなります。毎年絶望が続くでしょう。でも彼らは漁しかできません。それが大きな問題です」と危機感をあらわにした。事態はかなり深刻なようだ。
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