大学研究室の“フリーアドレス化”で訴訟に 「集中できない」「資料置けない」「盗用リスク」…“固定席も自由席も”が理想だが運営者のキャパ次第? ABEMAヒルズ 2025/01/09 11:00 拡大する 自分の固定席を持たず、気分に応じて好きな席を選ぶことができる「フリーアドレス」にしたことで訴訟に発展した事例がある。 その舞台は2019年から研究室のフリーアドレス・フリースペース化を実行した、山口県の梅光学院大学だ。「研究執務に専念でき、学生の教育も行うために適切な環境が確保されていない、と損害賠償請求訴訟を提起した」(原告代理人を務める西野裕貴弁護士、以下同) 一部の教員など9人が原告となり、大学側に合わせておよそ1200万円の損害賠償を求める訴訟を提起。この背景にあったのが、大学の重要な目的である「研究」に集中できないという問題だ。 続きを読む