右鼓膜損傷の怪我を負いながらもプレーする若きエースが、相手レシーバーを撃ち抜く強烈なサーブを叩き込むと、ボールは天井に直撃。会場は大歓声となった。

 注目のシーンは、1月5日に行われた大同生命SVリーグ男子第11節のジェイテクトSTINGS愛知戦だった。第1セット、18-20と追いかける展開の大阪ブルテオンは、エースの西田有志がサーブを放つ。高く放り投げたボールを力強く打ち付けると、強烈なボールが相手コートへ。トリー・デファルコが体勢を崩してレシーブするも、破壊力抜群のサーブを抑え込むことはできず、ボールはそのまま高々と舞い上がってアリーナの天井に直撃した。

 アリーナから大歓声が起こるほどの強烈な一撃。SNSのファンたちも「衝撃映像」「西田のサーブはやばい」「いいサーブだったな」と西田を称えるコメントが多く見られた。

 西田は、前日の試合でSTINGS愛知のデファルコが放った強烈なスパイクが右の側頭部に直撃。試合後にインタビューで「たぶん鼓膜が破れていると思います」と衝撃的な発言を残すと、チームの公式『X』では『右鼓膜損傷』と診断されたことが発表されていた。出場も危ぶまれた中でスターティングメンバー入りとなった西田は、12得点を挙げるなどエースとしてチームを勝利に導いた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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