この試合は東家からBEAST X・菅原千瑛(連盟)、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)、本田の並びで開始した。本田は東2局1本場、積極的な2副露でテンパイすると伊達から満貫のアガリ。8索単騎待ちという苦しい形だったものの、見事にラス牌を仕留めて見せた。実況の日吉辰哉(連盟)は「本田のマジック!」と高らかにこれを伝え、視聴者も「連盟で一番つえーな本田は」「今の上手かった」「さすが雷電のエース」と反響を寄せた。
これで一歩抜け出すことに成功した本田、東4局も2000点を伊達からロン。トップ目のまま南場へ入った。南1局が終わるまでに1時間半程度を要する、長考続きの緊迫したゲーム。本田の決定打は南3局に飛び出した。5・8筒待ちのノベタン形でリーチをかけると、13巡目に5筒をツモ。リーチ・ツモ・赤2・ドラ・裏ドラの1万2000点が炸裂した。解説の元KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)は「(トップは)決まりでしょう!」と太鼓判を押した。本田はこれで個人5勝目。
「ラッキーでした、ツイてたなと思います」と謙虚な回答で始まった勝利者インタビュー。試合を決めた南3局の跳満については「今日は解説に沢崎さんもいるので、沢崎さんリスペクトの一巡回しリーチ。やってみました!」としたり顔。負ければボーダー争いに巻き込まれる大事な試合でトップ。しかしこれには「下を見ずに、上を見て戦える。安心はしています」と淡々とした様子で語った。
熱烈なファン“ユニバース”に向けて最後は決めポーズ。「(2025年も雷電の麻雀は)おもしーんです!」と北陸の方言でアレンジだ。視聴者からは「初めて見たっw」「おもしーんですw」「富山弁バージョン」「おもしー!」と反響が寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)4万4700点/+64.7
2着 BEAST X・菅原千瑛(連盟)2万6000点/+6.0
3着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)1万6400点/▲23.6
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)1万2900点/▲47.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






