【写真・画像】「遺体を撮るのは正直気持ち悪い」「命を狙われることも」殺人事件専門のパパラッチ、恨みを買う危険な仕事を続ける理由 2枚目
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 仕事に慣れた現在でも、ヘススさんは身の安全を守るため、万全の注意を払っている。麻薬カルテルが現場にやってきて爆撃したり、被害者の遺族から危害を加えられたりする危険性があるためだ。「近づいてくる車には注意している。誰が乗っているかわからないから」と、ヘススさんは話していた。

 危険なうえに恨みを買うことも多いこの仕事を、なぜ続けているのか。その問いにヘススさんは「テレビは興味深いニュースしか扱わないんだ。すぐそこにテレビ局があるけど、誰も現場に来ていない。俺しかいないんだ」と返答。さらに「政府発表では殺人件数は減っているけど、絶対に増えている。多くの人は真実を知りたがっている。だから現場に必ず行って配信している」と語った。人々に真実を伝えるため、ヘススさんはスチールカメラでの撮影に加え、現場からライブ配信も行っているのだった。

カルテルに殺された師匠…ヘススさんがパパラッチを続ける理由
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