石破茂総理は元日に放送されたラジオ番組で、いわゆる「大連立」について「選択肢としてあるだろう」と発言し、これに対して立憲民主党の野田佳彦代表は大連立を真っ向から否定。また、国民民主党や日本維新の会の幹部も自民党との連立の可能性を否定している。
政治ジャーナリストの青山和弘氏は、石破氏は現在「3枚のカード」を持っているとして「一番浮上しているのは“103万円”の壁をめぐって国民民主党と話し合うこと。もう1つは教育無償化をめぐって維新の前原誠司氏との話し合い。そして大連立も含めて野田氏と話し合うこと」と、それぞれの党との関係性について解説した。
国民民主党との連立については「国民民主党も参議院選挙では勝ちたい。自民党と組んでしまうと『なんだ自民党と同じ穴のムジナかよ』と言われて選挙にならなくなってしまうので、連立はなかなか難しいだろう」と分析。
国民民主党よりは勢力が大きい日本維新の会との連立については、石破氏と共同代表の前原氏が同じ鉄道オタクで仲がいい点は好材料としながらも、もう1人の共同代表を務める大阪府の吉村洋文知事の方が実際には力を持っているとして「あまり石破氏と前原氏がくっついてしまうと、吉村氏とのあいだに溝ができてしまうかもしれない。これを前原氏は考えないといけないので、人間関係はいいが『ほいほい連立』とはいきにくい」と懸念点を語った。
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