アニメ「薬屋のひとりごと」の主人公猫猫(CV:悠木碧)は、実は美少女であるにもかかわらず普段はあえて醜い化粧をしている。それが明かされると同時に華麗な変身を遂げた第5話では、猫猫が醜女(しこめ)メイクを続ける深く暗い理由も語られた。
【映像】化粧を”落とした”猫猫に心奪われる壬氏(18分1秒ごろ~)
「薬屋のひとりごと」は、日向夏氏による同名のライトノベルが原作のアニメ作品。月刊誌2誌でコミカライズもされ、シリーズ累計発行部数は3800万部を超える。TVアニメは2023年10月より2クール連続で放送され、後宮で“毒見役”として働くことになった猫猫による推理劇や、猫猫と美形の宦官・壬氏(CV:大塚剛央)とのコミカルなやりとりなどが人気を博し大きな話題となった。2025年1月からは第2期の放送がスタートしている。
ある日突然後宮で働くことになった猫猫は、花街で生まれ育った薬師の少女。ひょんなことから後宮を取り仕切る壬氏に目をかけられ、皇帝の寵妃の侍女に抜擢される。第5話では、後宮で催される園遊会に侍女として出席するため猫猫が華やかにドレスアップすることになった。
普段の姿からは想像もつかないほど艶やかになった猫猫を見て、壬氏は驚きを隠せない。「化粧をしているのか?」と尋ねた壬氏に対し、猫猫の答えは「していません。毎日、乾いた粘土でそばかすの化粧をしていました。今まで壬氏様が見ていたものが化粧した顔です。化粧はきれいにするだけのものではありません」。なんと猫猫は日々あえて醜いメイクを自身に施していたのだった。
壬氏がなぜそんなことをするのか問いただすと、猫猫は「知りたいですか。路地裏に連れ込まれないようにするためです」と衝撃的な理由を明かした。「花街とはいえ、女に飢えた奴もいます。金も持たず暴力的で、性病持ちも多い。チビで痩せぎすの醜女なら、そうそう狙われることはないですから」と続けた猫猫に、役人である壬氏は「そうだったのか。悪いな。管理が行き届いてなくて……」と視線を落とした。
「腹立たしくないのか」と当たり前のことを聞いた壬氏に、「それは言うまでもなく。でも壬氏様のせいではありません」とこともなげに返した猫猫。壬氏は「申し訳なかった」と謝るしかできなかった。
その直後、壬氏は自分が挿していたかんざしを外すと猫猫の頭にそっと挿した。園遊会でかんざしを渡すのは、自分のお気に入りであることのアピールだ。これまでも何かと猫猫にちょっかいをかけていた壬氏の、様々な想いのこもったかんざしだったが、猫猫はその意味をよくわかっておらず特に気にも留めていない様子だった。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
猫猫の華麗なる大変身!「薬屋のひとりごと」壬氏も思わず言葉を失ってしまう猫猫の姿が美しすぎる…アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
| 2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
| 3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
| 4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
| 5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
| 6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
| 7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
| 8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
| 9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
| 10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
| 11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
| 12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
| 13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
| 14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
| 15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
| 16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
| 17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
| 18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
| 19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
| 20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
| 21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
| 22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
| 23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
| 24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
| 25 | 猫猫と毛毛 | 壬氏、恍惚の表情でネコ吸い |
| 26 | 隊商 | 小蘭、猫猫にムニムニほおずり |
| 27 | 冬人夏草 | 亡くなった中級妃と毒きのこの謎 |
| 28 | 鏡 | 絶世の美女の正体はまさかのやり手婆 |
| 29 | 月精 | 闇に浮かび上がった“美女”壬氏 |
| 30 | みたび、水晶宮 | 梨花妃のビンタに深い理由 |
| 31 | 選択の廟 | 皇帝の爆弾発言に焦る壬氏 |
| 32 | 皇太后 | 皇太后の“呪い”発言が怖すぎる |
| 33 | 先帝 | 高順にあやされるギャン泣き幼少壬氏 |
| 34 | 怪談 | 本気のガチホラー回 |
| 35 | 狩り | 猫猫と壬氏、襲撃からのずぶ濡れ急接近 |
| 36 | 華瑞月 | 壬氏に壬氏の壬氏があった |
| 37 | 湯殿 | 猫猫たちの楽しいお風呂回 |
| 38 | 踊る幽霊 | 壬氏が「猫猫」と呼ぶ |
| 39 | 氷菓 | 壬氏、猫猫に顎クイ |
| 40 | 巣食う悪意 | 生きていた翠苓 |
| 41 | 狐の里 | 猫猫の名推理に子翠は爆笑 |
| 42 | 鬼灯 | 激おこ壬氏 |
| 43 | 祭り | 猫猫の超オタク早口 |
| 44 | 砦 | 楼蘭妃の正体が判明 |
| 45 | 蟇盆 | たくましすぎる猫猫 |
| 46 | 禁軍 | 猫猫と壬氏、久々の再会 |
| 47 | 子の一族 | 若い頃の子昌&神美がエモい |
| 48 | はじまり | 猫猫と壬氏、それぞれの立場に |










