1月12日に行われた大同生命SVリーグの男子第12節で、東京グレートベアーズはヴォレアス北海道と対戦。第1セットを7-7で迎えたところで、柳田将洋が「フェイクセット」と呼ばれるトリッキーなプレーでコートを横断する大胆なトスを披露した。

 東京GBは後藤陸翔のサーブから主導権を握ると、相手のレシーブの跳ね返りをマチェイ・ムザイが強烈スパイク。これはヴォレアスの古賀健太にレシーブされたが、その跳ね返りが再び東京GBのコートに戻り、リベロの古賀太一郎からレフトにポジションを取っていた柳田の元へとトスが上がった。

 柳田に対するマークが厳しいヴォレアスは、同選手がスパイクを打つ可能性が高いと踏み、2枚がかりでブロックに入った。しかし、日本代表での経験も豊富なベテランはスパイクと見せかけてトスを上げる“フェイクセット”で相手のブロックを無効化したのだ。

 逆サイドでケアが薄かったムザイにトスを届けると、身長208cmのオポジットが“2度目の正直”という形で対角線に強烈なスパイクを叩き込んだ。

 柳田のレフトからライトに横断する大胆なフェイクセットはSNSでも大きな話題に。ファンからは「なにこれーーーーって叫んだ!」「漫画かと思った」「サスガ柳田」と興奮気味の声が寄せられた。

 なお、この試合はフルセットの大接戦となり、ヴォレアス北海道が約2カ月ぶりとなる今季2勝目を手にしている。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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