勝ちたいという思いが溢れ出ていた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」1月17日の第1試合はセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)が接戦のオーラスに親満貫をツモりトップ。個人6連勝のリーグ新記録が懸かっていた赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)を抑え込んだ。
この試合は東家からEX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)、浅見、竹内の並びで開始。竹内は東2局、黒沢から2600点のアガリ。さらに東3局、「バチン!」といつも以上の気迫を込めて先制リーチ。満貫をツモり、トップ目の浅見を逆転した。その後は松ヶ瀬が4度のアガリでトップ目。竹内は南4局を2着目で迎えた。
この局、竹内は10巡目に三・六万待ちの先制リーチ。これに対してラス目から脱却を図る黒沢が4・7索で追っかけリーチだ。さらに連勝記録が懸かる浅見は倍満を目指し、9索待ちの七対子・ドラ2をリーチ、場は沸騰した。供託のリーチ棒で浅見は裏ドラがなくてもトップ逆転。黒沢が意地を見せるか、浅見が新記録を打ち立てるか、それとも竹内が押し切るか。この試合、一番の盛り上がりを見せためくり合いは、竹内が力強く三万をツモって決着。リーチ・ツモ・平和・赤・裏ドラの1万2000点をゲットし、ダントツ状態となった。
その後もさらにアガリを掴み、5万点オーバーの大トップを獲得した竹内。これで個人8勝目、MVP争いをさらに頭一つ抜け出した。試合後は「今日はね、力が入りまくりました。前回、浅井堂岐(協会)が大三元を打って箱ラス、かわいそうな4着を取っちゃって。4着を取るわけにはいかない、絶対に勝たないといけないなと思って、力みまくって大変でした」と語り、オーラスの親満貫については「気合で通して、気合でツモるという方向に切り替えて頑張りました!」。
対局後はノーサイドとばかりに談笑する元太と浅見



