【グランドスラム オブ カーリング】マスターズ (1月17日/カナダ)
【映像】吉田知&藤澤の英語力に驚愕「日英混合作戦会議」(ノーカット)
ロコ・ソラーレ(Fujisawa)は、予選ラウンド最終戦でカナダのチーム・エイナーソン(Einarson)と対戦。最終第8エンドで2点を取らなくては予選敗退の決まってしまう極限状態だったのにも関わらず、あるシーンが「和める」と話題だ。
2点以上を狙うロコ・ソラーレは、相手の石を無効化しながら自軍の石をなるべく多く残したい難しい状況だったため、タイムアウトを取った。JDリンドコーチがシートサイドで4選手と合流し、まずはバイス・スキップの吉田知那美が英語でJDコーチに状況説明をすると、JDコーチとスキップの藤澤五月がこれも英語で自軍の石を押して相手の石のみ弾くアイデアを出し合っていた。するとさっきまで流暢な英語を操っていた吉田知が「あー、いいと思う」と突如、日本語で賛同。さらにセカンドの鈴木夕湖が「どーんどーんって(玉突き的に押す)感じか」と割って入る。最終的には、JDコーチにはマイクがついていないため具体的な指示は拾えなかったが、JDコーチが英語で最終確認をして吉田知が「Yes」と短く応じ、90秒のタイムアウトは終わった。
JDコーチは札幌に3年以上在住した経験もあり、ロコ・ソラーレの選手たちとの付き合いも 10年をゆうに超える。好きな食べ物はラーメンと焼き鳥で、練習中も「イマの(ストーンの通過タイム)はキュウビョウハン」と日本語でコーチングできるほど日本語に長けているため、この日英混合会議はロコ名物のひとつだ。
ABEMAのコメント欄もこのやりとりが面白かったようで吉田知の口調で「いいとおもー!!!」や鈴木の「どーんどーん」をリピートする形の書き込みが続いた。
そしてこの脱力通常営業的作戦会議が奏功したのか、吉田は“どーんどーん”のショットを見事に決め、その後の藤澤の2点ショット、さらにはエキストラエンドの逆転勝ちを引き出した結果となった。ロコ・ソラーレは試合後にタイブレークへの進出も決定。また日英混合会議に注目だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


