第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントが1月18日、名古屋市の「ポートメッセなごや」で行われ、2回戦で前回覇者の永瀬拓矢九段(32)と佐々木勇気八段(30)が午後2時から対局を開始した。準決勝進出をかけた注目の一戦は、振り駒で佐々木八段の先手に決まった。
現在、ALSOK杯王将戦七番勝負で藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に挑戦中の永瀬九段と、前期の竜王戦挑戦者だった佐々木八段が本戦2回戦で激突。4強一番乗りを決める一戦に、大きな注目が集まっている。
永瀬九段は朝日杯15期目の参戦で、前回覇者として本戦から出場。午前10時から行われた1回戦では、高見泰地七段(31)に勝利した。一方、佐々木八段は14期目の参加。2年連続3度目の出場となった本戦の1回戦では、岡部怜央四段(25)を破った。
少年時代から交流を持ち、長年のライバルでもある両者。公式戦対戦は全11局で、永瀬九段が9勝2敗と勝ち越している。直近の対戦は昨年11月に行われた第74期王将リーグ5回戦で、永瀬九段が現在2連勝中。朝日杯での対戦は初となる。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で、優勝賞金は750万円。前年の第17回優勝者は永瀬拓矢九段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





