11巡目、まず瑞原はカン5筒待ちの小三元をテンパイした。そして14巡目、多井が中をツモ切ると、瑞原は「ポン!」。これで6筒単騎待ちの役満・大三元が確定だ。日吉は「ポーン!大三元テンパイ!」と喉を枯らす。待ちの6筒は山に1枚。視聴者は「たかきにげてえええええ」「たかき伝説になれる!」「たかきさん大丈夫か?」「連続はわらうぞw」と連続でコメントを寄せた。
流局まであと少しというところ、瑞原は北を引いて小考。この1枚切れの字牌に待ちを替えた。浅井はイーシャンテンで余剰牌に北が1枚あるという状況。そしてその浅井がテンパイすると、日吉は「2回連続大三元打っちゃう!」と叫ぶ。石橋もパニック状態だ。しかし浅井は冷静に雀頭の一万を打って撤退。2試合連続の役満放銃という惨劇は避けられた。日吉は「心臓止まりそうだった!」と、枯れた声で絞り出し安堵。流局し、瑞原の大三元が開かれると浅井はまばたきを繰り返した。
試合後の浅井は「たぶん皆さん『こいつ打つんじゃないか』って思っていたと思いますが、打たないですよね!普通に考えたら。瑞原さんを呼んだ方がいいですよ、ここへ」と真っ赤な顔をしながら、当時の心境を振り返っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





