しかし——立ち合い金峰山にもろ手で当たられると、琴櫻は大きく体が反り返って後退。そのまま金峰山に強烈な突き押しで攻め込まれ、琴櫻は何もできず呆気なく土俵を割った。敗れた琴櫻は8敗目を喫し、来場所をカド番で迎えることに。綱取りどころか大関の地位が危うくなるまさかの事態となった。一方、勝った金峰山は2敗を死守して11勝目、引き続き幕内優勝争いの単独トップに立つ。

 取組結果を受け、ABEMAで解説を務めた元前頭・蒼国来の荒汐親方は「金峰山、落ち着いていましたね。自分の十八番の突きをやっていきました。大事な相撲のときに自分の相撲を取ることは良いことだし、それ以外のことはやらない、勝ちたいと思わない考えがいいんじゃないかと思います」とコメント。敗れた琴櫻については「力がないわけはないし、先場所は優勝している。どこか痛めているかもしれないので、そこを治してきちっと稽古できれば、体は若いしすぐに戻ると思います」とフォローした。

 新横綱誕生への期待から一転、まさかの負け越しが決まった琴櫻。予想外の事態に視聴者も悲鳴を上げ、「えーー!」「どうしたんだ」「心配やわ」「おいおい、琴櫻」「カド番かぁ」と心配の声が相次いで寄せられた。

 なお十三日目の取組では、3敗の4力士が全員勝ち星を挙げた。幕内優勝争いは引き続き金峰山が2敗で単独トップ、次いで大関・豊昇龍(立浪)、前頭筆頭・霧島(音羽山)、前頭三枚目・王鵬(大嶽)、前頭十一枚目・尊富士(伊勢ヶ濱)の4力士が3敗で追いかける。(ABEMA/大相撲チャンネル)

【映像】金峰山に“瞬殺”で負け越し…“らしくない”琴櫻
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行司の後ろに“超大物”歌手が… 「気になって仕方ない」ファン騒然
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「肩の血コブやばい」「三角筋すごっ」力士の鍛え抜かれた身体にファン驚き 「やっぱり命がけ」敬意も
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2025年11月場所 千秋楽

更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗

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