世界ラリー選手権(WRC)の2025年シーズンが、モナコのモンテカルロで開幕。しかし、昨年のチャンピオンチーム・トヨタが期待をかける日本人ドライバーの勝田貴元は、日本時間1月26日の競技最終日にクラッシュを演じ、痛恨のリタイアを喫した。
昨季は初勝利こそ挙げられなかったが、今季もトヨタでレギュラードライバー継続となった勝田。開幕戦では、SS12でステージウィンも飾り、デイ3が終了した時点で総合6位と好位置につけていた。
そして迎えた最終日のデイ4。朝一番のステージでクラッシュし、無念のデイリタイアとなってしまう。SS16は現地時間6時台スタートで、あたりはまだ真っ暗。さらに解説者の小坂典嵩氏によれば、「路面が白くなっていて(凍っていて)かなり滑りやすくなっていたのかもしれません」とのこと。
映像を見ると、ゆるい右コーナーで堪えきれずに車体がコース左側へはみ出し、そのままコース脇の樹木に衝突するシーンが映し出されている。さらに小坂氏は「(マシンを)押し戻せればなんとか続けられたんですけど……」とも言及しており、こういった場合に力を貸してくれるギャラリーの少ない早朝の時間帯だったことも災いしてしまった。
視聴者からは、「あれでリタイア?」「運が無いなぁ」「勝田も早いんだけどなぁ」「早朝で人いないからな」「ピッチングでアンダーは最悪」など、残念がると同時に嘆きのコメントが集まった。次戦スウェーデンでは、こういった声を見返すような活躍を期待したい。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)


