日本時間26日に最終日を迎えた世界ラリー選手権の2025年初戦となる「ラリー・モンテカルロ」で、昨季年間2位のオィット・タナックが派手なクラッシュ。マシンの損傷具合は大きかったにもかかわらず、フィニッシュラインまで到達する一幕があった。
同24日のデイ2はヒョンデにとってついてない日となった。まずは昨年のチャンピオンにしてダブルエースのひとり、ティエリー・ヌービルがコースアウトしてマシンを破損。するとそれに吊られたかのように、もうひとりのエース、タナックもコースアウトしてマシン右後方を大きく破損してしまう。SS6は山岳路のステージ。まだ寒冷期ということで、当然ながらコースは滑りやすい。タナックが操るヒョンデi20 N ラリー1は、華麗に左コーナーを駆け抜けていくかと思いきや、堪えきれずにそのままコース右脇へコースアウト。樹木に右リアをヒットしたようだ。
リタイアもあり得る展開だったが、タナックはそのまま強引にマシンを走らせ続ける。ヒョンデのマシンはコース外に車体を半分はみ出したまま走り続け、そのままコース復帰。しかし、フィニッシュ後の映像を見ると、マシンは右脇だけでなくリアゲートごと破損し、後方から車内が丸見えの状態になっていた。
ともあれ、マシンのリア部分を大破しながら、奇跡的にゴールに辿り着いたのは奇跡的ですらある。実況の田畑祐一アナウンサーも一連の様子に苦笑いしながら、「右側が大変なことになっています。よくこれで復帰しましたよね」と語るほど大きなアクシデントだった。タナックはデイ2を終えて5位、同26日の最終日まで終えて総合5位と表彰台には一歩届かなかった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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