しかし、フェンスの前まで行くには、草むらの先にある川を渡らなければならない。氷点下のなか、川を渡ろうとしていた移民たちは「川の水は冷たくて辛いけど、入国できることを信じている」「36番ルートは国境のフェンスに近づける数少ない道。今日は特別な移民dayだから、みんな命懸けで警備に訴えかけるんだ」などと話した。
わずかな望みにかけ、氷点下の川へ入っていく移民たち。そしてフェンスの前までたどり着くと「お願いだ、開けてくれ」「ベネズエラは住める状況ではない。僕たちにはもう選択肢がない」「食べ物も住むところもない」「お願いです。受け入れてください」などと、警備に懇願。その場には子どもの泣き声と、移民たちの悲痛な叫びが響き渡った。なお、「36番ルート」を取材するにあたり、プジョルジョDも氷点下の川を行き来することに。胸まで水に浸かって川を渡り、「寒い」「凍え死にそうです」などと過酷さを伝えた。
交渉をあきらめ不法入国する作戦に…警備からは非常な制裁が

