<大相撲一月場所>東京・両国国技館
大相撲一月場所の千秋楽で前頭十四枚目・金峰山(木瀬)、前頭三枚目・王鵬(大嶽)とのともえ戦の末に劇的な逆転V。2度目の賜杯を抱いた大関・豊昇龍(立浪)が29日、正式に第74代横綱への昇進を決めた。王鵬を豪快に寄り倒して優勝を決した一番で豊昇龍が見せた表情に「こんな嬉しそうな豊昇龍初めてみた」「優勝にふさわしい勝ち方」「ドルジに似てる」といった反響が相次ぐ一幕があった。
その瞬間、豊昇龍は鬼気迫る表情を浮かべ、大きく一つ頷いた。厳しくも充実感あふれる表情で所定の位置に戻った豊昇龍は、万感の勝ち名乗りを受けた。土俵下に降りた豊昇龍が一礼をする際に両ヒザに手をつき、しばし動きを止めた場面では実況が「少しあふれるものがあるか、豊昇龍」「珍しい豊昇龍のこの表情」と言及。ファンからも「泣いてる珍しい」「泣き顔」「良い顔だ」「男泣き」といった反響が相次いだ。
そしてきょう、大関・豊昇龍が正式に第74代横綱への昇進を決めた。伝達式の口上に臨んだ豊昇龍は「横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃の精神で精進いたします」と大関昇進の際に用いた“気魄一閃”の四文字熟語で新たな決意を語った。
新たな横綱が誕生するのは、令和3年名古屋場所後の照ノ富士以来、3年半ぶりのこと。幕内優勝25回の第68代横綱・朝青龍のおいにあたる豊昇龍が、記録と記憶に残るどのような横綱像を築き上げていくのか注目だ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗





