さらに、すぐさま立ち上がると、和田由紀子(NECレッドロケッツ川崎)が上げたトスに対してネットに背を向けた状態から“背面アタック”を放った。これは惜しくもネットに引っかかり相手のポイントになると、監督はバツが悪そうにすぐさまベンチに戻っていった。そして「昔はね、昔は」と周囲に“言い訳”していたのだ。

 現在40歳の同監督は、大学卒業後の2007年にNECブルーロケッツに入団し、その後、全日本代表メンバーに選出された経歴をもつ。2015-16シーズンで現役を引退した後、2017年から現在のチームのコーチに就任した。現役時代にオールスター出場経験はなく、今回、指揮官として初めて登場すると会場のファンと選手を盛り上げた。

 試合前のロッカールームで選手に「監督がMVPを取ったら?」と聞かれ「取れたらみんなにご馳走だよ」と答えていた金子監督は、セット間に開催された「サーブチャレンジ」でも大トリで反対コートにあるペットボトルに見事ヒットさせるなど、まさに“MVP級”の活躍を披露。ファンもSNSで「流石!持ってる男は違う!」と熱狂していた。

 リーグ戦では現在4位につけて上位争いを演じるチームの指揮官であり、普段はスーツにネクタイ姿がトレードマーク。今回はチームジャージでコートに立ったこともあり、ファンは「金子HCのリアクションもナイス」「金子監督スーツじゃない!!!NECのジャージ着てる!!新鮮!」と、一味違う一面に魅了されているようだった。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ

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【映像】男子監督がスーパーレシーブ&背面アタック
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