ピンク髪にお団子ヘアとビジュアルが華やかな女子ファイター。しかし見た目以上にファンの度肝を抜いたのは“ほぼ横向き”で戦う癖の強いキック、多彩なファイトスタイルに「達人かよ」「(ストリートファイターの)春麗みたいだ」と驚きの声が巻きおこった。
【映像】まるで「春麗みたい」変幻自在なピンク髪の女子ファイター
1月26日後楽園ホールで行われた「Krush170」、Yuka☆ (SHINE沖縄)と木村萌那(K-1ジム目黒TEAM TIGER)の女子フライ級対戦は、3ラウンドを戦い木村が判定で勝利。ピンク色の派手なヘアスタイルなどビジュアル面が際立つ木村だが、ゴングが鳴ると変則的過ぎる戦い方に話題が集中した。
他団体で女子王者歴もある沖縄のママさんファイター、Yuka☆と高校時代のボクシング3冠や、空手組み手で7連覇など華やかな経歴を持つ気鋭の
木村の対戦。
ゴングとともに、木村はゆったりと構えたスタンスからパンチを次々と叩き込むと、遠距離からサイドキックでYuka☆の顔面を捉える。横向きから的確な蹴りを繰り出すスタイルにファンから「(UFCの)マイケル・ペイジみたいだ」「空手の蹴りだね」「テコンドーかな」とどよめきが起きる。
その後も終始斜め向きで長いリーチを活かした蹴りがYuka☆の顔面へ当たり続ける展開。距離を縮めると一気にワンツーとボクシングと空手のフュージョンを体現したような攻撃。威力はないがことごとく攻撃が当たる独特の戦術に「達人みたいだな」「(ストリートファイターの)春麗みたいだ」との声も聞こえる。
近距離では長いリーチからパンチが伸び、中腰から遠距離で顔面へ絶妙にコントロールされた前蹴りがYuka☆の顔面を襲う。コツコツと蹴り上げる蹴りはダウンを奪うほどではないが、ラウンドを重ねるうちにYuka☆の額が真っ赤に腫れ上がり、一方的な展開が続く。
その後も3ラウンド9分間、徹底してサイドキックとパンチのコンビネーションを当て続けた木村。対するYuka☆は心が折れずに前へ前へと出続けたが手数・足数で終始圧倒され、判定結果は3-0(30-27、30-27、30-27)の大差で木村の勝利。
ほぼ相手に何もさせず完封しKrush2連勝を収めた木村。プロ2戦目ながら完成された難攻不落のクセ強めの”斜め蹴りスタイル”を攻略する女子ファイターが今後現れるか要注目だ。
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