■浜森香織氏「しっかりと情報公開して住民参加型に」
元千代田区議会議員の浜森香織氏は、実際に区政に関わっていた経験を活かし、区民の声が反映される参加型の街作りを目指す。現状の課題としては「意思決定のプロセス、お金の使い方も不透明だ。しっかりと情報公開して、また住民参加型にしていきたい。街作りの問題がすごく多く、いくつも住民訴訟になっている。お金の使い方でいうと昨年、官製談合事件もあり、ここが解明されていない。今の一番の問題は、『問題を解決できない区政』であること」と述べた。
街作りについては「人が中心の街にしていきたい。お祭りの文化や町会がまだ残っている地域なので、そこのコミュニティを大事にしたい。人が歩いて、緑があって、広場のような街、そして人がいきいきと触れ合えるコミュニティの強さの先に、災害にも強い街がある。タウンミーティングをやりたいが、今の区長は1回もやっていないし、記者会見も年に2回とすごく少ない。公の場で話すことをしたい」と説明した。
千代田区は、丸の内のビル群から“企業の街”のイメージも強い。「企業の街なんだから、住む人は諦めろというような声も聞こえるが、それは有楽町や丸の内の話。神田も神保町も麹町も人は住んでいる。住み続けられるようにしたい、追い出さないでほしいというのが根底にある」。東京都の税収において、1兆4000億円の固定資産税のうち、2000億円が千代田区。再分配で70億円が戻ってきてはいるが「仕組みで仕方ないが取られすぎている。地場産業を守るために、東京都とできることあるのではないか」と訴えた。
■新藤伸夫氏「区民税を廃止」「月31万円のベーシックインカム」
