■ジョーカーメイク、封印の理由は?
河合氏は京大卒業後、IT企業勤務を経て、人材派遣会社を経営。芸人として活動したこともある。2021年の千葉県知事選に出馬した際、初のジョーカー姿を披露すると、翌年の埼玉・草加市議選で初当選。昨年7月の都知事選では、再びジョーカー姿になると、一夫多妻制の導入を公約とし“裸ポスター”も話題に。同年10月に行われた衆院選では、埼玉15区から出馬した。そして26日に投開票が行われた戸田市議選で、トップ当選。今回は素顔で選挙を戦い抜き、4419票(投票総数・4万4439票)は、歴代最多の得票数だった。
まず、ジョーカー姿はなぜ封印したのか。「都知事選、千葉県知事選ではジョーカーの顔で出たが、これは若者の投票率を上げるとか、政治をエンタメ化するという一つの企画。それはもう終わったので、次からは全く違う話をする。仮面ライダーの俳優さんが、終わった後にシリアスドラマに出るのにまだ仮面ライダーだったらおかしいのと一緒」と説明した。まずは自身の知名度を上げるためにも、他の候補がやらないようなこともやったが、ある程度の成果は得られ、目標は達成したため、素顔で選挙に出た。
今回の選挙戦で河合氏が訴えてきたのは、不法移民問題を中心とする外国人の問題のみ。自身は草加市議時代から取り組んできた問題だったが、千葉県知事選、都知事選では別の政策も掲げたものの、ワンイシューに絞ったことで勝ち取った今回の当選だ。河合氏は「3カ月前の衆議院選挙の時も外国人の問題はずっと訴え続けていた。埼玉県南部が今、外国人の問題で非常に話題になっている。蕨市や川口市でもよかったが(選挙が)3年後。まずは戸田でしっかり結果を出して、実績を作ることで戸田市にした」と述べた。
不法移民・難民問題のワンイシューに絞ったことには、「ずっと駅立ちの演説をしていても、かなりの方から外国人の問題をなんとかしてほしいと言われた。戸田市には喜沢というところがある。戸田市全体では外国人は6%だが、喜沢だけで言えば23%だ。非常に問題意識があったところで、私がこれだけ票を取れたのだと思う」と、当選理由とともに自己分析した。
実際に起きている問題として、河合氏が草加市議時代に経験したのはゴミ問題だ。「草加には松原団地がある。その周りに若い世代の日本人を入れるために、たくさん良いマンションを作ったが、住んでいるのは中国人ばかり。ゴミ出しのマナーがすごく悪いと相談を受けた」。都知事選に出馬したことで、草加市議を自動失職。改めて外国人の問題に取り組む上で選んだのが、戸田市だった。
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