将棋の藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、王座、王将、棋聖、22)に増田康宏八段(27)が挑む第50期棋王戦コナミグループ杯五番勝負は2月2日、高知市の「文化プラザ かるぽーと」で第1局を行っている。ABEMAの中継には、藤井棋王の少年時代からの盟友として知られる宮嶋健太四段(25)が出演。“おさがり”の研究用PCを譲り受けた秘話を披露し、ファンの関心を引いていた。
宮嶋四段は、2023年10月にプロデビューした新鋭。藤井棋王の修行時代からの仲間で、“棋士の中で一番の親友”とも呼ばれている。出会いは藤井棋王が奨励会に入会した2012年。以来、研究会などで交流を深めていたという。
棋王戦開幕局の中継に出演した宮嶋四段は、解説の合間に藤井棋王との秘話を披露。自身が奨励会三段時代に藤井棋王から研究用パソコンを譲り受けた秘話を披露した。
藤井棋王の対局で記録係を務めていた後、旧・関西将棋会館から梅田駅まで一緒に帰路についたという両者。パソコンの自作も趣味の藤井棋王とあり、宮嶋四段は研究環境の相談に乗ってもらっていたという。藤井棋王が新たにパソコンを自作するという話題から、「今まで使っていたPCはどうなるんですか?」と聞いたところ、藤井棋王の回答は「いります?」というものだったという。
フランクな会話だったため宮嶋四段も特に気に留めていなかったが、その日から約半年後に藤井棋王から「取りにきてください」という電話が。宮嶋四段は、「あの時のことを覚えていてくれたんだとビックリしました」と藤井棋王との思い出を振り返っていた。
“盟友”だからこそ知る藤井棋王の素顔に、視聴者も興味津々。「めっちゃ仲良しやん」「いい話だな」「義理堅い人」「本当に仲良い証拠よな」「ええ話じゃ」「聖人やん」「聡太の為にも強くならなあかんな」と多くの反響が寄せられていた。
宮嶋四段は、「藤井棋王にはたくさんの強みがあると思うが、まず人柄がすばらしい。立場が変わられても優しく、昔と変わらず誰に対しても分け隔てがない」ことを強調。さらに、「藤井棋王は話好き。今は立場もありますが、“話しかけられ待ち”というところもあると思います」と人懐こい人柄であることも紹介していた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






