ビエル=ビアレ
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 試合開始から「デュポン劇場」とも呼ぶべき活躍を見せていたが、41分のパスはこれぞ“絶妙”だった。トライゾーン寸前の密集からボールを拾い上げたデュポンは、近くにいるFWに突っ込ませず、顔を上げてフリーな選手を探すと、視線は左サイドへ。一発でタッチラインぎりぎりで待ち構えていたWTBルイ・ビエル=ビアレまでロングパスを通した。

 ビエル=ビアレも、あとはトライゾーンにボールをつけるだけというパスだったが、注目すべきはそのスピード、高さ。元日本代表の斉藤祐也は「あれだけ浮いたパスだとタックルされそうだが、それを計算された高さのパスを出している」と、インターセプトできず、かといって受け取った選手がキャッチした瞬間にタックルを受けないという、絶妙なものだったと指摘。何もない空間に、正解のコースが見えているかのようなパスに、満員のファンも酔いしれていた。
ABEMA/WOWSPO/ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ)
 

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【映像】ファン騒然!完璧すぎる超ロングパス
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