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【映像】近藤八段VS井田五段 注目の決勝戦

 第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント決勝が2月11日、東京都千代田区の「有楽町朝日ホール」で行われ、近藤誠也八段(28)が井田明宏五段(28)に勝利し、自身初の棋戦優勝を飾った。プロ入り10年目での悲願達成に、ファンも歓喜。「おめでとーー」「10年長かったなあ」と祝福の声が多数寄せられていた。

【映像】近藤八段VS井田五段 注目の決勝戦

 近藤八段は、2015年10月にプロ入り。すぐに頭角を現していたものの、これまでに棋戦優勝やタイトル挑戦には届くことがなかった。順位戦でも着実な昇級を見せていたが、今期のB級1組では最終局を前に初のA級昇級を確定。「昇級を決めていたので、この朝日杯(制覇)に目標を絞っていた」と語っていた。

 この日行われた準決勝では、前期の竜王挑戦者だった佐々木勇気八段(30)に勝利。決勝戦では、同学年の井田明宏五段(28)得意の雁木の一局に冷静な指し回しを見せ圧倒した。プロ入り10年目の節目の年に決めた初の棋戦優勝。「これまではなかなか勝ち進むことができず、昨年はベスト8。今年こそはという気持ちで臨んでいたので、初優勝をすることができて嬉しいです」。対局中にはほとんど表情を変えることのないポーカーフェイスだが、この時ばかりはわずかに頬を緩めて喜びを噛みしめていた。

 栄冠を手にした近藤八段は「結果を残せたことが嬉しい。この流れを今後に生かしていきたい」と万感の表情。ABEMAの視聴者からは、「天才の一人だよ誠也は」「10年長かったなあ」「誠也が初優勝なのは意外」「挨拶が初々しい」「つぎはタイトル挑戦だ」「立派だよーー」「おめでとーー」と祝福のコメントが多数寄せられていた。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で、優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【放送】第18回 朝日杯準決勝・決勝 近藤誠也八段-井田明宏五段
【放送】第18回 朝日杯準決勝・決勝 近藤誠也八段-井田明宏五段
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