【UEFAチャンピオンズリーグ】モナコ 0-1 ベンフィカ(日本時間2月13日/スタッド・ルイII)
日本代表MF南野拓実が所属するモナコの試合で、まさかの退場が起こった。MFモアタセム・アル・ムスラティが、味方が受けたファウルに対して審判にカードを要求。この行動を異議と取られて、この日2枚目のイエローカードに。ボールに関与していない選手が退場する珍しいシーンとなった。
衝撃の退場劇は、UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ1stレグ、ベンフィカ戦の52分に起こった。モナコのDFヴァンデルソンが中央を豪快なドリブルで突破していくも、ボックス手前でブロックされて攻守が切り替わる。ベンフィカのDFアルバロ・カレーラスが逃げるように左サイドへと流れて逆カウンターを発動した。これに対してモナコのFWブレール・エンボロがプレスバックで対応。カレーラスがボールを大きく出したタイミングで身体を上手く入れて背負うことに成功し、カレーラスに押される形で倒されたところで審判はファウルの笛を吹いた。
この場面でアクシデントが発生。審判は、カレーラスとは違う方向を向きながらイエローカードを出し、直後にレッドカードも提示したのだ。その目線の先にはプレーに関与していないはずのムスラティの姿が。ムスラティも「なぜ?」といった様子で抗議したが、受け入れられることはなくピッチを後にするよう指示された。納得がいかないモナコの選手たちは、主審を取り囲む。それを引き剥がしながら、キャプテンのMFデニス・ザカリアが主審と対話するも判定は変わらず。それでも引き下がろうとしないザカリアに対して「それ以上言うとカードを出すぞ」のようなジェスチャーでモナコのキャプテンを牽制した。
リプレイを確認してみると、エンボロがファウルを受けた際にムスラティは、審判に対してカレーラスへカードを要求するジェスチャーをしていたことが発覚。審判はこの行為を異議と判断。41分にもイエローカードを受けていたムスラティに2回目の警告を出した。16分にイエローカードを受けていたカレーラスを退場に追いやるはずが、まさかの自分が退場する羽目になってしまった。
この場面について、解説を務めた野口幸司氏は「異議じゃないですかね?ちょっと厳しいようにも見えますけどね。これはモナコにとって厳しくなりましたね」との見解を示した。また、一連のプレーを見たファンからは、「なにやってんの?」「不必要すぎる」といった呆れた様子だった。
試合はベンフィカが48分に奪ったゴールを守り切って勝利。モナコは1点ビハインドの状況でアウェイに乗り込むこととなった。なお、南野は68分から途中出場でピッチに立っている。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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