■当選を目指さない立候補の是非は?
昨年の都知事選では小池百合子氏が3選を果たしたが、多数の候補者が乱立した。また兵庫県知事では、候補者が、当選した斎藤元彦知事を応援するような活動を続けたことで「2馬力」とも呼ばれるようになった。どの選挙でも候補者は当選を目指して出馬しているというような前提が揺らいでいるが、スタジオでも様々な意見が飛んだ。
外山恒一氏 投票を目指さない立候補と言えば、僕が出た2007年の都知事選。石原慎太郎さんが3期目で、もう絶対通るに決まっている。もう開票しなくとも石原さん。ということは僕だけじゃなくて、石原さん以外の候補は、全員当選を目指さない候補じゃないか。話題になって、次の何らかの選挙で通るためのステップにする人もいる。
池下卓氏 当選を目指さない選挙はある。例えば同じ党から1人区の選挙の中で2人出ているのはどちらか一方は当選しない。そのあたりに心情は非常にわかりにくい。2馬力はやるべきではないかなと思う。落選運動ということで考えるのかということ。僕ら、純粋に立候補している身としては、正々堂々という考え方も人によって全然違うかもしれないが、自分の力で、自分の支援者とともに頑張って当選していくのが筋だ。
■最長17日間、選挙期間が短すぎて誰がいいのか見極められない?
