■最長17日間、選挙期間が短すぎて誰がいいのか見極められない?

選挙活動期間
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 選挙によって、公示日から投票日までの「選挙期間」はそれぞれ異なる。衆院選は12日間、参院選は17日間。都知事選、兵庫県知事選も同じく17日間だが、最も短い町村長選挙、町村議会議員選挙であれば5日間だ。アメリカ大統領選を見れば、予備選挙も行い、さらにそこから1年間かけて戦い続ける。候補者の名前が出た後から投票日までの期間は、日本において適正なのか。

 EXITりんたろー。 短い期間だから、偽物と本物の差がつきにくいのかなと思う。長い期間やればやるほど、本当に当選を目的としていない、ただ妨害している人とちゃんと差がはっきりして差がつくのでは。

 泉房穂氏 日本の公職選挙法は、世界で見ると非常に珍しい。日本の選挙制度はドンという形で告示がスタートで、その期間だけ(選挙活動を)してよくて、それ以前はできない。そんな国は日本ぐらい。そもそも公職選挙のあり方そのものが大変珍しい。例えば個別訪問といって1軒1軒、政策を訴えるのは他の国ではメインの活動。日本だけ禁止になっている。

 外山恒一氏 告示からしかやっちゃいけないというのはおかしい。建前として告示前は選挙運動をやっちゃいけないが、告示したら(期日前投票で)その翌日にもう投票していいとなっている。一応建前としては、選挙期間が10日間前後あって、その中で候補者がいろいろ政策をぶつけ合ったものを有権者が聞いて判断して最終日の投票日、だろう。なのに、告示の翌日いきなり投票できるなら何もできない。告示以降いつでも投票していいことにしていいが、それ以前、いつから選挙運動を始めてもいいという状態にならないか。

■選挙のSNS利用は規制?許可?
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