Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、2月20日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は前回、今期18戦目にして初のトップを取った渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)。待望の勝利では涙を堪えるシーンもあったが、一気に連勝して控室で、勝利の雄叫びをあげるか。
4年連続3ケタプラスを築いてきた松本だが、開幕からとにかく結果が出ず、個人成績でも最下位あたりをフラフラ。チームも一時は大きなマイナスを抱え、レギュラーシーズン突破も危ぶまれていた。現在はリーグ6位で、7位にも265.6ポイント差。今夜、松本がやるべきことは、さらに下位を引き離すトップを取り、追撃ムードをさらに消し去ることだ。
同じく前回、12試合ぶりと久々のトップを取ったのがセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。復活の勝利は8万点オーバーの特大弾で、一気に個人のマイナスポイントを半分以上返した。2試合連続の大勝となれば、マイナス完済も可能。元祖「打点女王」であれば、そのくらいやってのけても不思議はない。
この2人に押されてはいられないのが、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。チームは4位だが、ポイントはマイナス。ラスを引こうものなら、6位まで転落の可能性がある。7位以下とはポイント差があるとはいえ、やはりボーダーラインの真上は、なんとも居心地が悪い。むしろ渋谷ABEMASにラスを押し付けながらトップを取る戦いが、佐々木には求められている。
夢の+1000ポイントに近づけそうで近づけない首位・赤坂ドリブンズ。2位のU-NEXT Piratesに後をつけられ、停滞ムードが続いている。運や流れを考慮せず、牌効率を追求した麻雀を貫くチームだが、やはりそこは人間。気分よく戦える時ほど、エラーも減る。麻雀で雰囲気を変えるといえば、鈴木たろう(最高位戦)の“ゼウスの選択”が決まった時の効果は絶大だ。
各選手・チームのポイント状況■Pick Up
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