エンドライン後方に立った山中宏予が助走しながら上げたボールを押し込むように打ち抜くと、相手コートに到達したところで急激な変化を見せる。クインシーズはリベロ・中村悠と笠井季璃がこれに対応しようと試みたが、突然の変化になす術なく、笠井がダイビングでかろうじて触れたボールはコート横へと転がっていった。

 会場では、山中のサーブが“急激落下”したあたりから「おおおおぉ」とどよめくような声が響き渡り、ポイントが決まると、歓声が沸き起こった。これには相手選手も呆然と立ちすくむしかないといった様子だ。

 第1セット、第2セットを落としていた埼玉上尾は、山中の今季10本目のエースでセットを奪うと、その後の2セットを取ってフルセットの末に劇的な逆転勝利。その立役者となったのが他ならない山中だった。

 181cmのミドルブロッカーは、サーブのみならず、ブロックでも存在感を発揮する選手だ。今節を終えた時点でのブロック決定数はリーグ5位にランクインし、この試合でも両チーム最多の5本のブロックポイントを記録した。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ

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【映像】“急激落下”の魔球サーブにどよめき
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