世界ラリー選手権(WRC)で唯一のフルスノーラリーとなる「ラリー・スウェーデン」で、雪のなかをマシンから火を吹いて走るトヨタGRヤリスの迫力シーンが注目を集めている。
【映像】強烈バックファイア!火を吹きながら減速する圧巻シーン
北部の町ウーメオーをベースに日本時間16日まで4日間開催された「ラリー・スウェーデン」だが、雪深い農村地帯に設置されたSS(スペシャル・ステージ)は、コース上も雪や氷で覆われており、攻略が難しくなっている。
前日のデイ3終了時点で、トヨタのオリバー・ソルベルグはWRC2カテゴリーの暫定首位だったが、競技最終日デイ4の最終SS18は、ボーナスポイントが加算される「パワーステージ」。ここまで振るわなかったドライバーもポイント獲得を狙い奮起するため、首位の座を守るべくソルベルグは力が入っていたようだ。
ソルベルグの操るGRヤリスが左コーナーをクリアするシーン。上空からのカメラで捉えたGRヤリスは車体の後方から火が出る、いわゆる「アフターファイア」をしながら減速し、そのまま豪快にドリフトを決めてコーナーを突破している。
解説のピエール北川氏もこの様子を観て、「うわぁ~! すごいですね。珍しいな……あんなに」と思わず言葉を漏らし、続けて「相当激しくシフトダウンしましたね。あれは故障ではなく、ターボエンジンでは条件によっては火が出ることがあるんです」と解説している。
驚きの光景に対して視聴者からも「うわ、火ぃふいた」「吹いたゎ」「アフターファイアーえぐ」「すげえバックファイアw」「火炎放射~!!」「パンパン言ってるね」「あんな強烈なバックファイアは珍しい」など多数のコメントが集まった。ソルベルグはSS18でクラストップタイムを記録し、見事WRC2クラス優勝を飾った。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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