△8六銀を▲同銀と応じると、すかさず7六の地点に桂馬を打ち込み、王手角取りをかけようというもの。この手順に関西Bの控室では斎藤慎太郎八段(31)が「プリンスが大暴れだ。そうか、そっちかー。おもしろいな」と喜び。再び井出五段は「これは見えないですね。めったにお目にかからない。古森さんは、こういうところが才能派。(相手は)何が起きているかわからない」と伝えた。
この終盤に見せたセンス溢れる手順でリードを奪った古森五段は、その後も攻め手を緩めることなく158手で快勝。チームもこの快勝が呼び水となったのか、ストレートの5連勝で九州撃破に成功していた。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)







