伊藤匠叡王(22)への挑戦者を決める第10期叡王戦本戦トーナメント準決勝が2月25日、大阪府高槻市の関西将棋会館で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)と糸谷哲郎八段(36)が現在対局中だ。挑戦者決定戦への進出をかけた一戦は、白熱の終盤戦へ。激しい攻め合いへと発展した本局を制するのはどちらか。
八冠奪還ロードを突き進む藤井竜王と、棋界屈指の早見え早指しとしても知られている糸谷八段が激突した準決勝。決勝進出をかけた一戦は、佳境に突入している。後手の糸谷八段が横歩取りに誘導した一局は、難解な中盤戦で互いに持ち時間を投入。形勢に大差はなく、ほぼ互角と見られている。
互いの大駒が中央で飛び交う華々しい戦いから、藤井竜王・名人は飛車を切って2枚の角で後手陣ににらみを利かせた。一方、糸谷八段も先手からの攻撃に構わず先手陣へ前進。激しい攻め合いが繰り広げられている。
ABEMAの中継に出演した藤井猛九段(54)は、「攻め合いとなったが、まだまだ中盤。先は長い」とコメント。両者の持ち時間は刻々と削られていくか、どちらが先に抜け出すのか、白熱の終盤戦へ突入する本局から目が離せない。
持ち時間は各3時間。
【午後3時30分現在の残り持ち時間】
藤井聡太竜王・名人 21分(消費2時間39分)
糸谷哲郎八段 51分(消費2時間9分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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