チームメイトの鮮やかな逆転術に、レジェンド棋士があの“マジシャン”化!?全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ2位決定1回戦、北海道・東北 対 関東Aが3月1日に放送された。関東Aの佐々木勇気八段(30)は、白熱の終盤戦で逆転に成功。羽生善治監督(54)も「きてますね!」と、興奮気味に声を上げる姿がとらえられた。
関東Aの4勝2敗と、チーム勝利をかけた第7局を任された佐々木八段。北海道・東北の主軸でもある広瀬章人九段(38)との対決となった。先手の広瀬九段は早々に▲1六歩と注文を付けたが、佐々木八段も研究済とばかりの対応を見せて、矢倉対雁木の出だしに。エース対決にふさわしい激戦へと展開していった。
先手の主張が通る形となり、佐々木八段は右玉に構えるとチームメイトの木村一基九段(51)からは「勇気調ではないからね」との声も。広瀬九段が主導権を握ると、竜を軸に後手陣へ猛攻を仕掛けていった。ぐんぐんとリードを拡大させていく広瀬九段に対し、苦しい時間が続く佐々木八段だったが、感覚は研ぎ澄まされている。△9六桂と鋭く先手陣へ踏み込むと、鮮やかに切り返してみせた。
羽生九段に対するファンの反応
