【写真・画像】結婚後の“夫婦の姓”4組に3組「話し合いせず」…街の声を聞いた 1枚目
【映像】「姓が変わるのがイヤだから結婚したくない」は何%?
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「それぞれの価値観もございます。私どもとしてきちんと議論を詰めていく、それを加速する。それが国民に対する我が党の責任だと考えております」

【映像】「姓が変わるのがイヤだから結婚したくない」は何%?

 先週の予算委員会で、石破総理が「党内での議論を加速させる」と発言したのは、夫婦が結婚する時に同姓にするか別々の姓のままにするか選ぶことができる「選択的夫婦別姓」のことだ。

 結婚後の名字をどうするかについて先月、ある調査結果が発表された。

 大阪大学大学院の三浦麻子教授が昨年10月に行った調査によると、調査に回答した夫婦の78%、およそ4組に3組が結婚時に夫婦どちらが別の姓にするか話し合っていなかったと回答したという。

 夫が改姓をした際には半分近くが話し合いをした一方、妻が改姓した際には8割が話し合わなかったと答えた。

 先月、選択的夫婦別姓の導入を求める集団訴訟の弁護団は、この調査結果を公表するとともにこう述べた。

「ほとんどの人たちが話し合っていなかったことがこの調査から分かった。これが本当の自由な意思選択によって夫婦の中で選ばれたのかということに関しては、実際にはそうはなっていないということをこの調査は示している」

 結婚時に話し合いをしたかについて、街の人々に話を聞いてみると…

「『お家に入る』という意味で、あまり考えずに名前をそのまま受け継いだ。今もし名前を変えられるっていうのであれば考えたかもしれない」(話し合いなし、夫の姓に 50代女性)

「私たちの時代は、そういうものだって。全くなかった」(話し合いなし、夫の姓に 60代女性)

 と、話し合いを持たなかったと多くの人が答える一方で…

「どっちの名字でも良かったので『どっちがいい?』って言ったら向こうも『どっちでもいい』って言うから、結婚できれば幸せなので、もうそれでいい」(話し合いあり、夫の姓に 70代男性)

 と、様々な意見が。現在はまだ独身だという男性は…

「自分は奥さんの方に任せるかな。(相談した上で妻の姓に)なりたければなっていいし、やりたくなければ別に別姓でもいいかなと。それも選択的って今言ってるやつでいいんじゃないかな。こだわりはない」(結婚後の姓「妻に任せたい」40代男性)
 

名字・姓が変わるのが面倒だから結婚しない?
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