「あとはこのザクだけです」とガンダムが前に出ようとした瞬間、ドアンがそれを制止した。そのとき、ガンダムの前に出したドアンザクの右腕は、左腕よりも明らかに長く、バランスの悪い形になっていた。それに驚いたのか、ガンダムは前進をやめるのだが、そのときのポーズがまた異様で謎のポーズだったのだ。
シリアスな戦闘シーンにもかかわらず、このシュールなポーズに気づいてしまうと、笑いを堪えるのは正直難しい。第15話は、ストーリーとしては感動的な内容のはずなのに、どうしてもシュールなザクやガンダムのインパクトが強すぎた。
しかも、クセ強ガンダムはこのワンシーンだけに留まらない。「ガンダムのこんな姿は見たくもないな」とリュウ・ホセイ(CV:飯塚昭三)が思わず吐露する場面もある。ガンダムは一体どんな姿だったのか……気になったら、見直してみてほしい。
アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のロボットアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったが、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれた。以降のガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。
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