将棋の羽生善治九段(54)が3月7日、大阪府高槻市の関西将棋会館で行われた順位戦B級1組13回戦で大橋貴洸七段(32)に敗れ、リーグ成績4勝8敗でB級2組へ降級することが決まった。
羽生九段は、B級1組最終局で大橋七段と対戦。羽生九段の先手で矢倉の出だしとなった。中盤までじりじりとした戦いが繰り広げられていたものの、羽生九段は果敢に後手陣へ攻め入ったが、大橋七段は冷静な指し回しを見せてポイントを積み重ねていった。羽生九段も最後まで活路を模索したものの、押し切られる形で102手で投了を告げた。
羽生九段は1993年度の順位戦でA級に昇級。その後、名人を獲得し十九世名人の資格も獲得した。名人獲得9期を含む、A級以上には29期在籍したものの、2022年度からはB級1組へ。今期は3期目だったが、通算4勝8敗でB級2組への降級が決まった。
羽生九段のコメントとファンの反応




