【ブンデスリーガ】ボルシアMG 1-3 マインツ(日本時間3月8日/ボルシア・パルク)
まさに強奪するような回収劇だった。マインツに所属するMF佐野海舟が自陣左サイドで相手からボールを奪ってさらに推進力を見せた場面がファンの間でも話題だ。
注目のシーンは、ブンデスリーガ第25節、マインツがアウェイでボルシアMGと対戦した88分のことだ。4連勝目前で攻め込まれた局面で、背番号6が圧倒的な違いを示した。
ボルシアMGのFWノアフ・ペシュが味方の縦パスに反応して右サイドでキープを試みると、先に身体を入れて優位に立ったのが佐野だった。ペシュが執拗にプレスをかけてボールを奪い返そうとしてきたが、これをモノともせずに低い体勢でキープを続けながら体を回して前を向き、すぐに起き上がって前進。その瞬間、相手のDFステファン・ライナーが猛烈な勢いで寄せてきたものの、これを華麗なテクニックでかわしてさらに加速してみせた。
直後に、MFユリアン・バイグルがスライディングしてきたことでボールはライン外に出されてしまったものの、ボール回収→攻撃開始という、佐野の真骨頂が出たシーンとなった。これにはファンもSNSで反応し、「鉄人佐野海舟」「佐野海舟取られんなあ」「エグい」「バチバチだな」「バケモンかよ!」と、ブンデスリーガ挑戦1年目で躍動を続ける日本人MFを称賛する声が寄せられていた。
なお、試合は好調を維持するマインツが3-1で逃げ切って4連勝をマーク。佐野も22試合連続フル出場&今季全25試合フル出場で貢献。今季のデュエル勝利数は276を記録し、リーグ5位にランクインするなど、ハイパフォーマンスを示し続けている。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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