■なぜ奇抜な名前に? 名付け親の思い

笹子あけみさん
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 笹子あけみさんは、20代前半で結婚・出産した。子どもには「露葉(つゆは)」と名付ける予定だったが、それに反対した母が「笑顔(にこ)」と命名した。理由は「“にこにこ”していてほしい」からで、笹子さんも特別で被らないのが良いなと気に入った。しかし、子の将来を考えずに名前をつけたことに後悔し、進学や就活、結婚での印象に不安を抱いている。

 現時点では「自分的にはかわいい名前だと思うが、娘にも、友達にも『読めない』と言われるため、そこは気になっている」と話す。命名にあたっての候補は、「“つゆは”と“いろは”で悩んでいた。日本人っぽい古風な名前を付けたかったが、母が嫌がった。初孫だったため、家族みんなで決めればいいと考えた」と振り返る。

 寺内さんの体験談を聞いて、「今はまだ小さく、受験や就職活動もないが、もしかしたら娘も将来、困ることがあるかもしれない」と語った。

■「知らない間に名前のように生きてる自分もいる」
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