■「知らない間に名前のように生きてる自分もいる」
これまで12万人以上の名付け相談を受けてきた命名研究家・牧野恭仁雄氏は、キラキラネームを付けようとする親について、「豊かな時代に育っている」ことを共通点として挙げる。「高度経済成長やバブル期に学生時代を過ごした世代が、結婚・出産を迎えたときに、はやりだした。経済的に豊かな時代では、『勉強をして、有名な学校へ行き、一流企業に入りなさい』と、画一的な価値観を教えられた。個性的な生き方ができなかった人々が、どうしても個性を表現したいということだ」。
改名希望者については、「親も後悔を全くしていない人と、深刻に悩んでいる人がいる。ママ友から『呼べない』と嫌みのように言われたと悩み、ひどい場合には『外に出るのが嫌だ』『うちにこもっている』『食事ものどを通らない』と言う人もいる」と明かす。
タレントのあおちゃんぺは、名前について、「周りの人の過度なプレッシャー、意見があるから悩んでしまう。 だから、親が全開で気持ちを込めるのは良しとして、周りがそこに乗っかるのは無しにしたらいい」との考えを述べた。
寺内さんは、自身の経験から「周りがいじることで、子供がその人生を歩まなければならない。今まで見えてなかったレールを、周りから敷かれてしまうという可能性を考えると、ある程度“縛りになる名前”は、考えた方がいいと思う」と語る。
本名が“翼”であるタレント、モデルの益若つばさは「『キャプテン翼だからサッカー教えてよ』って小学校のとき言われてて、わざと見ないようにしてた。けど、大人になってから見たら、すごく楽しかった」と振り返る。
そして、笹子さんの娘、“笑顔(にこ)”ちゃんに対して、「もしかしたら一時期笑わない子っていう、反抗期みたいなものはあるかもしれないけど、知らない間に名前のように生きてる自分もいるなって思うんじゃないか」との見方を示した。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見