■「キラキラネーム」で感じた生きづらさ

寺内はっぴぃさん
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 寺内はっぴぃさんの名前は、母親が「出産後の幸せな気持ち」を表現して命名された。学生時代は入学式など常に注目を浴びウンザリするほか、「イジメられても“はっぴぃ”なんだろ?」「お前“はっぴぃ”なのに“ハッピー”そうじゃない」のように、名前をバカにされるなどのイジメも経験した。中学3年の頃には「高校でも同じ思いをしたくない」と、改名について考えたこともあったそうだ。

 小中学生時代には「“ハッピーバースデー”や“ハッピーバレンタイン”など、ハッピーが付くイベント全ていじられた」。とはいえ、母親には「名前の由来は聞いたことがあるが、とくに恨みはない」という。

 仕事にはプラスになっている部分もある。「営業先で『いい名前の子が来たから、うちにもいいことありそうだ』と、名刺を飾ってくれる会社もあった。社会に出て『やっと認められてきた』という実感がわいた」。

 しかしながら、名前が原因で結婚を断念した経験もある。「お付き合いしていた相手の実家に行くと、『そんな名前のヤツは、ちょっと……』となり、結婚を諦めることになった。キラキラネームが、まだ受け入れられていなかった世代の人にあいさつすると、そういう目で見られることがよくある」。

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