伊藤匠叡王(22)への挑戦者を決める第10期叡王戦本戦トーナメント準決勝が3月14日、東京都・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われ、叡王奪還を目指す永瀬拓矢九段(32)と斎藤慎太郎八段(31)が現在対局中だ。挑戦者決定戦進出をかけた一局を制するのはどちらか。勝者は糸谷哲郎八段(36)と対戦する。
伊藤叡王への挑戦権争いは佳境に突入。準決勝2局目では、第4期叡王の永瀬九段と過去に王座を経験した斎藤八段が決勝進出をかけて激突する。
永瀬九段と言えば令和のタイトル戦の常連として知られ、この3月には王将戦七番勝負を戦い終えたばかり。王将奪取には至らなかったものの、4月9日開幕の名人戦七番勝負初挑戦も決めている。ダブルタイトル挑戦に向けて、この一戦を制して叡王奪還へ前進したい。
今期の叡王戦は本戦トーナメントからの出場で、1回戦で黒沢怜生六段(33)、2回戦で阿久津主税八段(42)を破り準決勝進出を決めた。タイトルホルダーの伊藤叡王とは、前期の挑戦者決定戦で対戦し敗れているだけに、何としてでも借りを返したい気持ちは強い。
一方、斎藤八段は段位別予選からの出場で、八段戦Aブロックを突破。本戦では大橋貴洸七段(32)、豊島将之九段(34)に勝利し、4強入りとなった。2018年度の王座経験者でもある斎藤八段は、2020年の第6期に挑戦者決定戦を経験。藤井聡太二冠(当時)に敗れ五番勝負進出を逃している。今期は初の叡王挑戦を決めることができるか。
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