AI活用のプロである、ぶっちょす氏は「わかって買っている人がほとんどだ。AI生成されたことも含めて、性的に興奮する人も一定数いる」と解説する。「一番は『かわいい』『かっこいい』系の画像だ。グラビアアイドルやセクシー女優の仕事を奪うというよりも、アニメや同人誌、フィギュアなどを好きな人が流れている印象だ」。

 Akiyama氏はSNS・ファンサイト運用で、総フォロワー10.1万人を抱え、収益は月20~30万円だ。企業案件として、コンセプトカフェのPR映像(顔出しNGキャストを“顔だけAI美女”に)、アプリ内の女性案内役(契約タレントが期限切れとなり、別の人で顔だけ“AI美女”に)などの制作を請け負う一方、YouTubeでAI活用術を発信している。

 作り方は「“AI美女”の顔だけを作り、ディープフェイクの技術を使って、人間の体を借りて、顔だけを交換する」という。「画像ではあまりリアリティーがないが、生身の人間の体を使うため、リアリティーが出てコンテンツの幅が広がる。会話などでキャラ付けできるのは、収益化するためのファン定着に重要だ」。

■AIの進化で、リアルな“人間の価値”はどうなる?
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