駒運び同様に、扇子の扱いも超一流!?全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ1位決定戦、関東B 対 中部が3月15日に放送された。中部の藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)は、仲間が魅せた切れ味抜群の将棋にテンションアップ。楽しそうな表情でモニターを凝視するとともに、手に持っていた扇子をクルクルっと回しピョンッと跳ね上げる“技”を披露。『どうやってるの?』とファンの視線を釘付けにしていた。
チーム中部の勝利まで、あと1勝に迫っていた第8局。ここでは、この日2連勝ともキレッキレの将棋でチームをけん引する青嶋未来七段(30)が登板した。対するは、関東Bの伊藤匠叡王(22)。フィッシャーに好相性と言われている振り飛車を封印し、相居飛車の将棋で勝負に挑んだ。
攻め合いの将棋となったが、後手の伊藤叡王の動きをうまくとがめて陣形を崩すことに成功。最後は2枚の角を切りる鮮やかなフィニッシュで若きタイトルホルダーを圧倒した。
藤井七冠の扇子さばきに対するファンの反応は?