国は医療機関の計画を審査しているわけではない

再生医療(第三種)実施のためには
拡大する

 国はこうした状況をどのように考えているのか?

「NK細胞療法」は、再生医療(第三種)にあたり、実施するためには医療機関が計画を認定再生医療等委員会に審査してもらい、国に届け出る必要がある。ただし、国は医療機関の計画を審査しているわけではなく、認定委員会を経て届け出があったものは形式的に問題がなければ受理する。

 実施しようとする再生医療の科学的根拠の判断について、厚労省は「認定再生医療等委員会の審査の過程において、科学的な妥当性を審査する必要があるというガイダンスを出している」としている。

クリニックのホームページには誇大・虚偽広告ともとれる文言が
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