商品券を受け取った議員の反応はどうか。大西洋平氏は「『お土産』としては高額であったことから、速やかに返却していた次第」、大空幸星氏は「懇親会の翌朝に中身を確認し、直ちに石破事務所に伺いお返しいたしました」とSNSに投稿。受け取った議員15人全員が、自主的に返却したと明かしている。

 一連の事態を受けて、野党は予算委員会で、石破総理の「政治とカネ」を徹底追及する構えを見せた。立憲民主党・岸真紀子参院議員は「社会通念上のお土産の範疇を超えている」と指摘。日本維新の会・柳ヶ瀬裕文参院議員は「(会食は)政策について話し合う場。まさに政治活動ではないか」と問いただした。これに対し石破総理は「政治上の主義、あるいは施策を推進するということではなく、自分の失敗、過ち、教訓、そういうものをシェアするということは政治活動とは異なると理解している」と述べた。

「(石破総理は)人ともご飯を食べないし、お金を配ると言うこともあまりしなかった。それはクリーンでいいが、逆に言うとお金をどう触っていくのか?配るのか?ということはノウハウを持っていなかったのではないか。慣れないことはしないほうがいい。これを若手の議員がメディアにリークしたりしている。若手の議員のほうが常識に近い意識を持っていたのではないか」(岩井奉信氏)

自民党内でも石破退陣論が過熱
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