冷静かつ的確な判断は、極上の結果をもたらした。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、3月17日の第2試合で、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)がテンパイを取らず、面子を崩してイーシャンテンに。これが絶好の選択になり、後の満貫アガリを招いた。
状況は終盤、南3局。2着目だった亜樹は、まだまだ逆転トップが狙える場面で、高打点のアガリを目指していた。すると8巡目、九万を引いてきたところでテンパイ。ただし、そのままテンパイを取ろうとすると四万または五万の単騎待ち。手役はなく、赤1枚のみという安手でもあった。
解説の河野高志(RMU)も、九万引きを見て「最悪だ…どうするかね」と、亜樹の気持ちを代弁するようにポツリ。「マンズかピンズの上を切って、三・六万(待ち)を固定するのも手」と説明していると、亜樹の指は3・4・5筒の出来面子から3筒を選んで、河へと捨てた。これに実況・日吉辰哉(連盟)が「壊した!」と叫ぶと、再び河野は「これがなかなかできないんですよ。もちろん成功もあれば裏目もあります」と伝えていた。
二階堂亜樹の好判断Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




