コテージを借りてお泊りのオフ会
2人目のライバーは、ライバー5年目で300人のライバーを抱える事務所の経営陣でもある龍之介さん。平均月収は90〜100万円。最高月収は250万円。
「リスナーとライバーは距離感が近いので、コメントと画面越しだけの関係がそのリアルの関係になるパターンとしては、今まで時間をかけて配信アプリ上でやり取りしたリスナーさんと『会わない。ご飯も行けない関係なんだ』と言われたら会わざるを得ない。投げ銭をしてくれる人がいなくなったら、固定給があるわけじゃないので、もうその人たちが離れたら一気にもう生活できないぐらいの収入になってしまうかもしれない。そういうことを加味すると、恐怖感があっても会ってしまうライバーは多い」
そんなライバー心理を表したこんな事例が。
「リスナー同士が連絡をとって『みんなでオフ会しよう』とライバーを誘う。ライバーとしてもそこに行かなかったら投げ銭をしてくれる大多数の人たちが集まっているので、断る選択ができない。それがコテージを借りお泊りだった時に、断ったら一人のリスナーがいなくなるとかではなく、全員から『自分たちに信用ないんだ! こんなに応援してるのに』と言われ行きかける。それは止めたが、そういうこともある」(龍之介さん)
リスクを察知して止めることができたようだが、ファンを失うことは収入を失うこと。
その恐怖にかられるライバー心理に触れながら、龍之介さんはライバーの自助努力に期待を寄せている。
「『自分は特別なんだ』『お金をもらえて特別』と勘違いしていたら、お金を直接もらってしまったり、投げ銭をもらえて当たり前と勘違いをする人が増えているのも事実。リスナーには見極めて欲しいのと、ライバーはそういう活動者にならないように気を付ければ、今後も素敵な業界であり続けるかな」
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